【新唐人日本2011年6月23日付ニュース】22日、中国の著名芸術家艾未未（アイウェイウェイ）氏が3ヶ月近くの拘束から保釈されました。4月に突如北京空港で当局に拘束されて以来、国内外の関心を集めました。
22日夜、艾未未氏が北京草場地芸術区にあるアトリエの前に現れ、待っていた支持者らに手を振りました。当局の保釈の条件はまだ言えないと話しました。
艾未未氏は大胆な発言と時に激しい芸術表現で、国際社会でも注目されています。今年4月3日、北京空港で当局に拘束され、国際社会で波紋を呼びました。多くの国の政府や民間団体、人権組織、芸術家らが中国当局を強く非難しました。
25日には、アジア太平洋地域問題に関する初めての米中協議がハワイで開かれます。当局は艾氏の保釈の理由を、罪を認めた態度が良好で慢性疾患をもっているためだとしています。
家族によると、艾氏の健康状態はまだいいものの、体重が著しく減ったそうです。
ここ数ヶ月、中国当局は数十人の異見者や人権活動家、弁護士を拘束し、外国記者やメディア、インターネットサイトに対する抑圧を強化。当局が主張する艾未未氏の脱税容疑に対し、家族は否認。人権活動家は、経済犯罪をもって異見者を抑圧するのは中国当局の常套手段だと指摘します。
新唐人テレビがお伝えしました。
（中国語）
